330年の歴史のある銘菓
文献によると、創業は延宝7年(1679)11月3日(4代将軍・徳川家綱の頃)、中国の欣済(きんざい)上人が伝えたと記されています。
初代からの名前は分からないようですが、現社長の御厨幹正(みくりや もとまさ)さんから数えて7代前までははっきりしているそうです。大村市史料館には、おこしづくり道具の古写真が残っています
兵児葉寿司おこしの名前の由来
およそ300年前、大村藩の殿さまが、あまりのおいしさに「兵児(へこ)」が外れているのも気づかずに食べつづけた、という話からきています。
名前が名前だけに、戦前は兵隊向けの商品として「松原おこし」の名前で売られていました。
昭和63年ごろ、長崎県のアドバイスを受けて「へこはずし」の名前を復活させました。戦前は大村市内で10軒、松原で3軒の店がおこしを作っていましたが、いまでは兵児葉寿司おこし本舗だけになってしまいました。
サクサクとした香ばしいおこし
米粒がふわっとしていて、硬すぎずに食べやすいおこしです。
あっさりとしていますが、黒糖の甘さと風味がアクセントとなっております。
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